ロード

ちようど一年前に~この道を通った夜~♪ などと歌っている場合ではないのである。
そう、一年前の今日2005年8月8日の夜7時ごろ、仕事が終わりいつものように愛機YSR80でいつもの道を帰宅途中事故にあったらしい。
らしい?...とは実は事故の記憶はおろかその日の記憶もほとんどないのである、気がついたときは病院のベットの上であった、左手は腫れていてかなり痛い、右腕からは管が出ていて点滴が、胸部からは無数の配線が出ていて機械とつながっているテレビでよく見かける心拍数などが表示されるあれである、さらに驚いたのは左足の膝に鉄のわっかのようなものがつけられていてそこから紐で錘を吊って足をひっぱっているのである。
朦朧としながら説明を聞いた、車とぶつかり左足が押され骨盤が骨折、軟骨損傷の疑いがあるとのこと、幸い頭部には全くダメージがないとの事、いつ出られるのか聞いたところしばらくかかるとの返事、その日はそのまま寝た。
次の日、朝起きいつもと違う天井を見て夢ではなく本当に事故ったんだなぁと実感した、かなりへこみました。
なんとなく落ち着いてきたので看護婦さんに変わった病室ですねと聞くとここは集中治療室だと言われた、えっ!ICUっなんで事故でICU?大きな事故だと容態が安定するまではICUに入る事があるらしい、今はおいら一人だけしかいない、この時期は暇なのよなんていってた。
その3日後に普通病棟に移り手術前にCTを撮ると左手は骨折、軟骨はダメージはそうでもないが骨盤は予想以上に酷く退院まで術後11週くらいはかかるといわれてまたへこむ、手術は12時間かかった。
その後1ヶ月寝たきり、結局退院まで約3ヶ月その時点ではまだ松葉杖2本でようやく歩ける程度、実家に戻ったはいいが階段の上り下りが大変で家の中を歩くにも壁づたい、本当病院てよく出来ているどこにでも手摺りがある。
事故後1年たったがいまだリハビリ中、仕事どころか日常の生活にも支障がある、いつになったらバイクに乗れるのだろうか、へこむ毎日が続くのである。