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4月20日、あの日からもう4年、加藤大治郎がいなくなってもう4年、あっという間です。

’03モトGP開幕戦の鈴鹿でクラッシュ、前にも書きましたがコース上に横たわる大治郎の姿を見てなぜかアイルトン・セナの事故のことが頭をよぎりました、それから2週間後の4月20日、彼は逝ってしまいました。

彼のことが気になり毎日ネットをチェックしてました、そして20日の朝5時くらいに帰ってきていつものようにネットをチェックしていると信じられないことが書いてありました、他の記事にアクセスしてみましたがやはり事実でしばし呆然としてました。

呆然としながら彼のBBSに書き込みをして、一杯飲んで寝ましたが、なかかな眠れなかったのを覚えてます。

オイラは大治郎の大ファンというわけではありません、全日本時代はむしろヤマハに乗る中野や松戸を応援してました、GPにフルエントリーしはじめるとやはり世界で日の丸を背負う日本人を応援せずにはいられません、彼がオイラの地元から近い秋ヶ瀬サーキット出身だということもありますが。

もし彼が生きていたなら簡単ではないですがモトGPでもチャンピオンになってたかもしれません、’03シーズン開幕前のロッシは大治郎のことをライバルだとはっきりと意識してました、結局ロッシvs大治郎の直接対決は見られないまま終わってしまいました、ホンダ時代のロッシ圧勝も大治郎がいたら違っていたかもしれません、つくづく残念です。

イタリアには大治郎通りなるものがあります、スペインGPなんかは国王が見に来ます、日本では考えられません、日本ではロードレースの認知度は驚くほど低いです、原田が’93年にチャンピオンになった時でさえほとんど触れられてませんでした、’86年に平がGP250ccで優勝した事をNHKがニュースで報じたときは驚いたもんですけど。

バリバリ伝説の中に出てくる主人公を追いかける日本人ジャーナリストのセリフに「どんなに最新のバイクや高性能のレーシングマシンを作れてもやっぱり日本はモーターポーツでは後進国だよ」っていうのがあります、オイラもそう思います。

最近日本のモータースポーツは衰退傾向にあります、この状況を大治郎はどんな思いで見ているのかな?
彼が少しでも喜んでくれているなら嬉しいんですが。